株式会社スミトロニクス
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入社して最初に配属されたのは営業部。その後、2009年に担当していた案件を住友商事本社で対応することとなり、案件と共に私は3年間出向(逆出向)しました。出向期間中は、住友商事本社(所管部)の予算管理を担当し、スミトロニクスの管理業務も兼務していました。出向から戻ったタイミングで海外トレイニー派遣の推薦を受け、2012年からスミトロニクス・タイへ赴任、2014年にスミトロニクス本社のリスクマネジメント部へ帰任し、現在に至っています。
出向や海外勤務など様々な経験をしてきましたが、中でも大きな転機となったのは、2017年度に管理職に昇格したことです。それまでの実績や努力が評価されたことは、11年にわたるキャリアの中で最もうれしい出来事でした。
(新卒入社での女性管理職は、三宅さんが初めてで、名実共に後輩のロールモデルになっています。人事談)

私の主な担当業務は、海外拠点や営業部から申請される与信の審査と、取引先と締結する契約書のチェックです。リスクマネジメント部の仕事は売上に直結するわけではありません。しかし、どんな案件でも契約締結がスタートとなりますし、契約書の内容により、いかにリスクをマネージ(コントロール)しながら利益を追求できるか、ビジネス案件組成時に営業部と一緒に考え、取り組んでいます。それが、会社の売上や利益を守る重要な役割を果たすこととなり、そこにこの仕事のやりがいと、面白さがあります。管理職になって注力しているのは、若手の育成です。社内組織再編により、リスクマネジメント部は若く経験の浅いメンバーが増えています。自分が蓄えた知識やノウハウをいかに継承していくのか、今の私の大きなテーマとなっています。今後は、営業部との連携を深化させ、またAI活用や電子化の導入を進めて、リスク管理のスピードアップに取り組みたいと考えています。

高校時代に留学していたこともあり、英語力を活かせる仕事に就きたいと思っていました。スミトロニクスを志望したのは、海外拠点を展開していたことと、EMSというビジネスモデルに興味を持ったからです。輸入をメインにする食品商社からも内定をいただいていましたが、当社の方が幅広い経験ができると思い入社を決めました。入社後も出向や海外勤務を経て管理職に就いた今、仕事のうえでも、一個人としても大きく成長できたと感じています。

学生時代は会社の人間関係は、階層的でドライなものをイメージしていましたが、実際に働き始めて社内の人間関係がフラットで心地良いと実感し、いい意味でギャップを感じました。独身時代には、有志メンバーで長野へスキーやテニスに行ったり、同期と海外旅行もしました。また、海外拠点の現地スタッフが出張や研修で来日した際には、東京観光のアテンドをするなど、トレイニー時代にお世話になったタイ人スタッフとのやり取りは今でも続いています。グローバルな当社ならではの交流を楽しんでいます。

私は2017年度に管理職に昇格した後、2018年3月から産休・育休を取得、2019年5月に復職しました。現在は1時間の時短勤務制度を利用しながら仕事と育児を両立しています。フレックスタイム制度や、有給休暇などの諸制度を上位者が率先して活用すれば、部のメンバーも活用しやすくなると思っています。育児をしながら働く社員など、多様なライフスタイルをサポートする制度が充実していると実感しています。

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